Keyboard Shortcuts (s)
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a3r (ASS_Help3r)
SSA/ASS形式(主にASS)の字幕作成(タイミング、タイプセッティング)の、オープンソースのヘルパーツールです。
[ Download (d) ]
a3r-0.1.9.7-20221010-DLLs-included.7z
をダウンロードしてください。
VSFilter.dll
と ffms2.dll
は同梱されていますが、お好きなバージョンのものに置き換えることもできます。これらの DLL は、もしそこにあれば ASS_Help3r.exe
があるのと同じフォルダからロードされます。もしそこになければ別の場所からロードされるかもしれません。メニューの Help | About a3r を見てください。VSFilter Path
が示す場所の VSFilter が使われます。 a3r は
ffms2.dll
をその VSFilter.dll
があるのと同じフォルダからロードしようとします。
Windows XPユーザーは、同梱の ffms2.dll
を
ffms2_for_win_xp.7z
内の ffms2.dll
に置き換える必要があるかもしれません。
最新版を使うには、ASS_Help3r.exe
を最新の a3r-0.1.9.7-yyyymmdd-exe-only.7z
(もしあれば)内の同名ファイルで置換(上書き)してください。yyyymmdd = そのファイルの日付の年月日です。
警告: VSFilter と xy-VSFilter の非互換性: MPC-HC の VSFilter [例えば VSFilter 1.7.5 (537b5a3) (MPC-HC Team)] と xy-VSFilter [例えば VSFilter 3.2.0.806 (xy-VSFilter Team)] は、常に互換性があるとは限りません。例えば、次のコードは、どちらの VSfilter を使うかによって、挙動が異なるかもしれません:
{\t(100,200,\fscy120\frx5\shad2.5)}{\t(300,400,\fscy100\frx0\shad1)}{\p4\pbo-14}***{\p0}{\r}
ここで ***
はグリフを描画するためのパスです。 (2021年6月3日)
華やかなエフェクトは腕に覚えがあれば、あるいは目立ちたがり屋なら、誰でも作れるでしょうが、
リップシンク処理を正しく扱うといったことは、
細かい作業であるうえ、仕事の跡が見えないので、よほど字幕が好きでないとなかなか意欲がわかないかもしれません。
このツールは、そうした本当は大切なのだけれど面倒で敬遠しがちな作業を強力に補助します。
シーンチェンジと字幕の同期の調整、字幕のリップシンクの調整(リップシンクはいかにするかより、
いかにしないかが重要)、
フォント関係の潜在的問題の発見など。
例えばecpsは極めてシンプルな指標ですが、時間に比べて字幕が長すぎないかを客観的にチェックし、警告を発してくれます。
こうした基本的ツールは、一度使ってみると、なしでは字幕が作れないくらいに予想以上に便利なものです。
派手なエフェクト以上にやりがいのある作業かもしれません。
と同時に、このツールは、t-clipの重ね打ちによる多状態カラオケ、
境界線が斜めの縞々、
ルビつき縦書きカラオケ、
逆向き(ヘブライ語)カラオケ…といった先端的・実験的な試みの過程でもあります。
統合開発環境ではなく、外部のプレーン(テキスト)エディタと連携して使うことを念頭においており、
ASSのタグを直打ちできる人向き。(=入門者向けではありません。が、入門記事もたまに書くのでときどき更新チェックしてください。)
このツールの現在のバージョンは0.1.9.xです。
このドキュメントは0.0.6についてのものです。
新しい機能・修正・変更の詳細は、下記参照:
https://mion.yosei.fi/a3r/。
字幕作成もごらんください。
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2008-07-20 v0.0.9.58-prebeta [NEW] "Timing" メニュー.
[NEW] [Alt]+[Enter]にてASSファイルを外部エディタで閲覧編集できる。 (*1)
[FIX] いくつかのバグ修正。
(*1) そのためには、a3r.iniに下記の例のような項目を追加してください:
[Editor]
Path=C:\Path to\your\Editor.exe
Options=%s --line %d
ここで %s は開くべきASSファイル名に置換されます。 %d は行番号に置換されます。
これらのスイッチはエディタによって異なります。
(どちらも必須。)
エディタはASSファイルをその文字エンコーディング(典型的にはUnicode)で開けなければなりません。
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2008-08-12 v0.0.9.59-prebeta:
[新規] 縦カラオケ、RTLカラオケの作成支援。(ドキュメント準備中)
[新規] 効率的で正確なドローイング、クリッピング等に役立つ「コンパクトモード」と「マウスクリックモード」オプション。
[修正] タスクバーがスクリーン上部または左端にある場合、一部ダイアログボックスが不適切な位置に表示される。
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2008-10-10 v0.0.9.65-prebeta:
[新規] List Ligaturesツール。
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2008-10-24 v0.0.9.66-prebeta: [NEW] 重いエフェクトがあると音声が途切れ途切れになる問題の改善。
半面、最大約4秒先まで音声データを先読みするため、ボリュームやミュートのレスポンスはかなり悪くなります(最悪、今変えている音量は4秒先のデータの音量ということになる)。
レスポンスとバッファリングのどちらを優先するかはOptionsメニューで設定できますが、通常、タイプセットのときボリュームをこまめに変える必要はないので、
デフォルトでは滑らかなプレビューを優先する設定になっています。詳しくは Audio Buffers の説明参照。
[FIX] ショートカット [A] で500 msのはずが1000 ms再生されてしまったバグ。そのほかいくつかの修正。
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2008-12-11 v0.0.9.69-prebeta: [NEW] 高品質フェイド、分割/結合。 [FIX] バグ修正。
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2008-12-17 v0.0.9.70-prebeta: [FIX] 特定の状況でリロード中にクラッシュ。
[NEW] Audio: Decode as WAV (AVIのオーディオをWAVにデコードしてファイルに保存)。VSFilter_20081129。
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2009-01-18 v0.1.0.0-beta:
[FIX] VerifyFonts/PickFonts: スタイルオーバーライドが処理されないことがあった。
[MOD] オートリロードが約20%高速化。
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2009-02-10 v0.1.0.3 (pre): [NEW] 縦カラオケ(半自動)の作成効率を上げるショートカット。
詳細は後日。
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2009-02-18 v0.1.0.3-beta: 若干の軽微なバグ修正と改善。
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2009-03-07 v0.1.0.4: libpngを1.2.35に。
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2009-03-07 v0.1.1.0-alpha: [新規] De-Overlap ツール。VSFilterのソフトサブでの「4a」バグ回避を支援。
[新規] Simple Timer: 16-bit モノラル WAV をオープンできる。以前はステレオでなければならなかった。
[変更] Detect Subtitle Overruns ツール: 少し設定を変更できるようにした。
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2009-03-08 v0.1.0.5 & v0.1.1.1-alpha: [修正] "Token/Line to Kara Lines" ツールのクラッシュ。v0.0.9.68のバグ。
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2009-03-18 v0.1.1.2-alpha: [新規]
フォンビューアーに「フィルター」オプションを追加。
これを使うと特定のコードポイントをサポートしているフォントをリストアップできる(例えば、
どのフォントが白いハートマーク (U+2661) ♡ をサポートしているか知りたいとき)。
[新規] Shift+Homeにて特定のフレーム番号をマーク(ブックマーク)でき、
Shift+[ でそこにジャンプできる。別のフレームを Shift+End でブックマークでき、Shift+] でそこにジャンプできる。
[新規] TimeDiff ツール。
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2009-03-25 v0.1.1.3-alpha: [修正] コンパクトモード(F8)で、マウスドラッグで長方形を描画できない場合があった。
[新規] Decorate Karaoke t/rツールに新しいオプションを追加:
Decorate Karaoke t/r の、
Change t(0,0) to t(0,1) オプションについての節と、
Token Finalizer と r-less t-r karaoke についての節を参照。
*日本語による要約: \t(0,0) は避けるべき(VSFilterでは何も起きない), t-rカラオケの応用では{\r}を使わない方が良い場合がある
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2009-04-08 v0.1.1.4-alpha: [新規] [Ctrl]+[E] により、エクスプローラで、現在ロードされているASS/AVIを含むフォルダを開ける。 [新規] File メニュー: 最近開いたファイルとフォルダがそこにリストされる。
[修正] Detect Subtitle Overruns: v0.1.1.2以降 [F5] が機能しなくなっていた。
[修正] キーボードレイアウトビューアーが起動しなくなる場合があった。
[修正] フォントビューアーで、非TrueTypeフォントに対するフィルタリングが機能しなかった。
回避としてそれらのフォントはフィルターが有効だと無視されるようにした。
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2009-05-02 v0.1.1.5-alpha: [修正] フォントビューアー: サンプルテキストのエディットボックスでAltGrが使えなかった。 [修正] メモリーリークを含むそのほかのいろいろな小さいバグ。 [新規] “Load ASS Quickly” オプション。場合によっては約25%高速。有効にすると、
;{*a3r::EOF}
ディレクティブによってASSを一部だけ(例えば、ロードに時間がかかるカラオケ・セクションを飛ばして)ロードすることも可能になる。これは「ファイルが変更されたら自動的にリロードする」設定で、結果を見ながらたくさんの小さい編集をするときに特に役立つ。
そのようなケースでは、リロードが10倍以上速くなる場合もある。
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2009-05-28 v0.1.1.6-beta: [変更] Split (J): 可能な場合、現在のキャレット位置(メインウィンドウのエディットボックス内の)が分割点として用いられる。
[新規] 多くのエディットボックスで、キャレット位置の文字のユニコード名(例えば “U+30BD [ ソ ] KATAKANA LETTER SO”)を右クリックで取得できる。いくつかのエディットボックスでは同じ情報がステータスバーにも表示される。 [修正] 多くの小さい修正と改善。
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2009-06-30 v0.1.1.7-beta:
[新規] Compact Fontsツール。
現在のASSに必要なフォントファイルをコピーするのは Verify & Copy Font Files To ツールと同じだが、
フォントファイルを書き換えて現在のASSに必要な最小限のグリフデータだけを含むようにする。
典型的にはソフトサブMKVにアタッチするTTFファイルを作成するのに使う。例えば、6000文字をサポートする巨大な中国語フォント(例えば3MiB)をアタッチする必要があるとして、実際にはそのうち600文字しか使われていないなら、恐らくオリジナルの3 MiBのファイルの代わりに300 KiBのファイルをアタッチして2.7 MiBを節約できる。
Compact Fontsツールはv0.1.1.8(0.1.1.9 test1/2を含む)では不具合があるのでv0.1.1.7かv0.1.1.9+を使ってください。
[修正] "Demux as WAV" でクラッシュすることがあった。
[変更] .exe はもはやUPXされない。これは単にいくつかのウイルス対策ソフトを満足させるだけのためで、.exeのファイルサイズが突然増大しているが何も問題ない。
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2009-08-09 v0.1.1.8-beta:
[FIX] PostScriptフォントのフォント名からフォントファイル名を取得できないことがあった。
[FIX] SPACEキーでリードオンリーでないエディットボックスまでスクロールしてしまう不具合。
[NEW] Fancy Note v3 BETA: v2とほぼ同じだがより精密なフェイド制御。
[NEW] Unicodeの文字名が非BMPについても報告される。内部の名前リストを圧縮、EXEサイズが500KiBほど縮んだ。
[NEW] VC2008-sp1ビルドを追加。要Runtime。
[NEW] フォントビューアー: サンプルテキストにIdeographic Variation Sequence (IVS)を使うことができる。Alt. DrawとVS17+ (IVS)を両方有効にすると異字体を呼び出して表示。
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2009-09-01 v0.1.1.9-beta:
[FIX] Compact Fonts ツールと List Used Characters ツールがv0.1.1.8で正しく動作しなくなっていた。
そのほかの小さな修正と改善。VSFilterを20090624に更新。
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2009-10-03 v0.1.1.10-beta:
[NEW] <Font Viewer | Tools | Add Font> でフォントをインストールしないでプレビューできる。 [FIX] いくつかのバグ修正。
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2009-11-05 v0.1.1.11-beta:
[NEW] Justification Helperツール。テキストの均等割付用。 [MOD] サポートするUnicodeキャラクター名をUnicode 5.1から5.2に更新。 [FIX] バグ修正。
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2009-11-15 v0.1.1.11a-beta: [FIX] 0.1.1.11で、いくつかのツールでプレビューが動作しなくなった。 (Hotfix)
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2010-01-04 v0.1.1.12-beta: [NEW] Unicod正規化(エディットボックスの右クリックメニュー)。利用可能なら
icudt43.dll & icuuc43.dll が使われ、なければ normaliz.dll が使われる。 [NEW] Save As Plain Text (旧名: Save As ASCII) はUTF-8などのフォーマットをサポート。 [FIX] SubOverruns ツールなどのバグ修正と多少の高速化。
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2010-02-10 v0.1.1.13-beta:
[NEW] 向上した ハッシュサポート (Tools | Hash).
[NEW] 高速化し向上した「名前を付けて保存」 (Ctrl+U).
[FIX] Save As Plain Text: テキストがリガチュールを含むと挙動不審になることがあった。
[FIX] USキーボードの [,][.] キーを使うショートカットがキーボードレイアウトによって正常機能しなかった (例えばフランス語配列).
[FIX] そのほか若干のバグの修正。
[NEW] List Collisions; Fancy Note v4-alpha; "2085 ms by Alt+Left/Right" オプション; "Force-Enable Magnifying Glass"オプション。
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2010-04-03 v0.1.2.0-alpha:
[FIX] 多状態カラオケなどで、字幕テキストを "Scan" 中にクラッシュすることがあった。
[FIX] 音声の再生が途切れ途切れになりやすかった。v 0.0.9.67 以降の問題。
[FIX] Fを連打するとビデオが巻き戻らなかった。
[FIX] ビデオの再生を止めたときメインウィンドウのトラックバーがアクティブに戻らなかった。
[NEW] ASSファイルのロードを 30-40% 高速化。
[NEW] Verify (Ctrl+Shift+V) と Validate (Ctrl+Alt+Shift+V) ツールは、閉じていない \r を報告する。これはMPC/MPC-HCのソフトサブで問題になる (demo)。
[NEW] ICU 4.4をサポート。
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2010-05-06 v0.1.2.1-beta:
[FIX] List Collisions: 2つのDialogueのスタートタイムが同じときコリジョンが報告されなかった。
[FIX] Compact Fonts: オプションによってはシンボルフォントを正しく扱えなかった。
[MOD] Font Viewer: Add Fontが改善された。特にTTCサポート。
[MOD] zlib/libpngをアップデート。そのほかの細かい修正と改善。
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2010-06-02 v0.1.2.2-beta:
[FIX] v0.1.2.0以降、アンパサンドで終わるカラーコード (e.g.
&H001122&
) が[Styles]で受け入れられなくなっていた。
[NEW] Grad4v2: Alternativeオプション。
[NEW] ミッドフレーム (セミ・フェイント) フェイドイン/アウト。 ([Ins] then [Y]/[W])
[NEW] オプションでより大きい拡大鏡。 ([F8]-[Alt]+[F8])
[FIX] 字幕シークに関係するいくつかのバグ。 —そのほかいろいろな軽微なバグ修正と改善。
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2010-07-08 v0.1.2.3: Fancy Noteをわずかに修正。そのほかの小さい修正と改善。
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2010-07-11 v0.1.2.4: [FIX] v0.1.2.3で発生した、SSAのインポートなど若干のツールの不具合を修正。
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2010-08-05 v0.1.2.5: [FIX] FancyNote (4.1) に v0.1.2.3 で生じた不具合。
このバグは 2010-06-24 から存在した。
[FIX] 不完全なCommentを含むSSA/ASSを読み込み中のクラッシュ。
[FIX] Simple Timer: SSA/ASS を適切にロードできなかった。このバグは v0.1.2.0–0.1.2.4に存在した。
[FIX] そのほかいくつか小さな問題。
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2010-09-16 v0.1.3.0-beta: [NEW] Interpolate/Extrapolate(中割り):
典型的には、このツールは動くサイン字幕に使用できる。これによって、\p, \clip, \iclipを含むすべてのASSエフェクトはアニメーション可能。
[NEW] Unicode 6.0対応。
[FIX] 若干のバグ修正。
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2010-10-17 v0.1.3.1-beta: [FIX] v0.1.3.0で発生したバグ。ASSスタイルの色が正しくパースされなかった。
[FIX] DLL preloading attackの可能性に対するクイックフィックス。
(Note: VC2008 SP1 Updateが必要な場合あり)。
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2010-11-07 v0.1.3.2: [FIX] “Next Marked” など若干のメニューアイテムが状況によって正しく機能しなかった。
[FIX] DLL preloading attacksを防ぐためのセキュリティー修正。
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2010-12-12 v0.1.3.3: [FIX] 主に軽微なバグ修正。
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2011-01-12 v0.1.4.0: [NEW] Detect Subtitle Overruns ツールの若干の機能追加と変更。6フレームのオーバーランはデフォルトで報告される。
[FIX] “SYLLABLE”を含むUnicode文字名が正しく報告されなかった。v0.1.3.0で生じた不具合。
[FIX] Font Viewer: Meiryo UIフォントがリストされないことがあった。
[NEW] Font Viewer: CFFフォントでも空のグリフを報告できるようになった。
[FIX] そのほかの軽微なバグ修正。
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2011-02-07 v0.1.4.1:
[NEW] Name to Style Nameツール: 自動的に Name (Actor)に応じたスタイルを適用。 [NEW] Font File Filterツール: 何千ものフォントファイルが入ったフォルダから、特定文字をサポートしたフォントだけを抜き出す。 [MOD] Font Viewerツール & Verify Fontsツール: 15–50%高速化。 [FIX] 多くのバグ修正。特にSimple Timerツール。
- 2011-02-07 v0.1.4.1a: minor fix.
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2011-02-10 v0.1.4.2:
[FIX] Verify Hashでアクセス違反とデッドロックが起きることがあった。そのほか若干の修正。
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2011-02-13 v0.1.4.3:
[FIX] Simple Timer: 44100 Hz WAVの波形の描画が不正確だった。
[FIX] Simple Timer: WAVファイルの末尾約0.9秒が再生されないことがあった。
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2011-03-11 v0.1.5.0-beta:
[NEW] Simple Timer: メモリー使用量を減らした。対応するWAVフォーマットを増やした(8/24-bit, multichannel, 22050 Hz, etc.).
[FIX] 若干のツール、特にSimple Timer と Striped Colorsで、いろいろな小さい修正と改善。
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2011-04-16 v0.1.5.1:
[NEW] Font Viewer: Get Path ツールによって、特定のグリフをASSの描画タグとして埋め込むことができる。例:
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2011-05-09 v0.1.5.2:
[NEW] Transform ツール: 数種の変換を行う。例えば、指定の複数のDialogue中の点 (
{\pos(x,y)}
etc.) をすべて平行移動する。
[MOD] CRTを静的にリンク。ランタイムライブラリーのインストールは不要に。
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2011-06-01 v0.1.5.3:
[FIX] Compact Fontsツールが、v0.1.3.0以降、BMP外のコードポイントを正しく処理できなかった。
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2011-07-02 v0.1.5.4:
小さな修正と改善。
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2011-08-09 v0.1.5.5:
[FIX] Simple Timer: UTF-8に正しく保存できなかった。
[FIX] 576サンプルのMPEGオーディオ・フレームの処理。
[FIX] 動画からのAACの抽出が v0.1.5.4で壊れた。
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2011-12-15 v0.1.6.0: いろいろな修正と小さい改善。
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2012-04-14 v0.1.6.1:
[FIX] ShiftTime: ソートすると不整合; CompactFont オプションによっては問題があった。
[NEW] 120-fps options.; Matroskaファイルの情報; Pad/ChangeCRC - Matroskaをサポート; Unicode 6.1 をサポート。
- 2019-05-07 v0.1.8.3: See History.txt
- 2019-06-26 v0.1.8.4 (beta): MKV/MP4などを少し扱いやすくした。ffms2.dll同梱。既知の不具合=音声なしのMP4などを開く場合、あらかじめ Audio | No Audio を選択する必要がある。
- 2019-06-26 v0.1.8.4 (beta2): 上記の不具合修正。
- 2019-06-29 v0.1.8.5 (beta): フォントビューアー: ユーザーディレクトリーにインストールされたフォント(Windows 10 で2018年10月ごろ追加された機能らしい)についても、ファイル情報取得を試みる。
- 2019-07-28 v0.1.8.6 (beta): Aegi.の書いたキーフレームリストをインポート可能に。
- 2019-08-15 v0.1.8.7 (beta): [FIX] タイムゾーン(特に夏時間)関連の微妙なバグ。 [NEW] 任意の外部エディターをサポート: %s, %d, %u が [Editor] INIファイルの Options にあると、ASSファイル名/行番号/カラム番号に自動置換される。 一例は次の通り。 キーボード・ショートカットについては、Edit > Edit with Extermanl Editor 参照.
[Editor]
Path="X:\path to\your_editor.exe"
Options=%s:%d:%u
- 2019-10-01 v0.1.8.8 (beta): Minor fixes
- 2019-12-19 v0.1.8.8 (beta2): "keyframe.txt"をDnDすると、シーンチェンジ・フレーム・リスト(≈キーフレーム)としてインポート。
- 2019-12-24 v0.1.8.8 (beta3): [FIX] シーンチェンジ・フレーム・リストをインポートしたときクラッシュすることがあった。
- 2020-01-21 v0.1.8.9 (beta): [FIX] タイムゾーン名 PST/PDT が逆に PDT/PST と表示されていた。
- 2020-03-19 v0.1.8.9: [FIX] メモリーバグ、その他小さいバグ。 [NEW] Simple Timer: Options | Waveform Size. [NEW] /斜体の単語/ をスラッシュでマークしつつ ASS をプレインテキストの UTF-8 で保存するオプション。
- 2020-05-11 v0.1.9.0: [FIX] SubOverrun: エンドタイムがスタートタイムとして表示されていた(Section 4)。 [FIX] FrameList: まれなケースでのメモリーバグ。 [NEW] ShiftTime: "Save as UTF-8" オプション。 [FIX] ac3.avi の音が鳴らないことがあった(ACM codecがインストール済みでも)。 [NEW] ホットキー F11 = temporary force-enable the magnifying glass.
- 2020-08-14 v0.1.9.1: [FIX] “Shift as”: バッファのサイズが不足する場合があった。 [NEW] MKVファイルからASSファイルを抽出する機能。
- 2021-01-09 v0.1.9.2: [NEW] ASS #1...#20 を MKV から抽出できる。 [MOD] Copy in Chat Format: イタリックを示すのにアスタリスクではなくスラッシュを使う。 [NEW] Parse MKV: LanguageIETFを認識する。
- 2021-03-20 v0.1.9.3: [FIX] parse_mkv: CRCがあれば正しく処理する。 [MOD] 細かい調整。
- 2021-10-11 v0.1.9.4: [NEW] Verify Fonts: もう少し親切な警告メッセージ。 [FIX] Clock: 夏時間関係のバグ。
- 2021-11-13: v0.1.9.4-20211113: [NEW] Ctrl+Wによりビデオを閉じる場合、事前に警告。
- 2022-01-01: v0.1.9.5-20220101: [FIX] クラッシュの原因になるバグを修正。
- 2022-02-15: v0.1.9.5-20220215: [MOD] “Unknown Effect” の警告を全て無視できるようにした。
- 2022-02-17: v0.1.9.6: [FIX] 2021-11-13以降、Save As ASCIIにクラッシュの原因となるバグがあった。
- 2022-10-10: v0.1.9.7: [FIX] Simple Timer: 「話者名」エディットボックスでIMEを有効にできなかった不具合を修正。 [NEW] Matroskaの添付ファイルを取り出し一括保存する(ファイル名と同様のサブフォルダーが作られ、そこに保存される).
a3r (ASS_Help3r)
Advanced Sub Station Alpha (ASS) タイプセッティングの補助ツール。
これはタイミングツールでもタイプセッティングIDEでもありません。
単なる小さなユーティリティで、フォントについての情報 (e.g. ASSで利用可能な内部的な Fontname と Encoding や OS/2 テーブルバージョン— {\fe1}の問題など) 、AVIファイルの情報 (e.g. LAME タグ, dwStart: これらはタイミングを混乱させる)を提供し、
字幕のついていない状態のビデオに対して、
字幕のオーバーランやアンダーラン (e.g. シーンチェンジを1フレームだけ飛び越える Dialogue )を検出し、
またASSコマンドを生成します。例えば:
- ストライプ
- スタイリッシュなノート。アニメートする半透明背景
- グラデーション
- 時間的カラオケエフェクト
- 空間的カラオケエフェクト
- グリフの絶対位置
-
(input)
Dialogue: 0,0:00:01.00,0:00:11.00,Style1,,0000,0000,0000,,Firefox, I choose you!
(output)
Dialogue: 27,0:00:00.00,0:00:10.00,Style1,Demo,0000,0000,0000,,{\an7}{\pos(189,442)}F
Dialogue: 28,0:00:00.00,0:00:10.00,Style1,Demo,0000,0000,0000,,{\an7}{\pos(202,442)}i
Dialogue: 29,0:00:00.00,0:00:10.00,Style1,Demo,0000,0000,0000,,{\an7}{\pos(210,442)}r
...
- グリフの絶対位置のクリッピング
-
(input) Line
(output)
Glyph1 [L] = {\clip(290,441,305,462)}
Glyph2 [i] = {\clip(301,441,310,462)}
Glyph3 [n] = {\clip(307,443,325,462)}
Glyph4 [e] = {\clip(321,443,339,462)}
便利かもしれない他の機能として、
VirtualDub や MPCでは再生できないような重いエフェクトのある字幕をリアルタイムでプレビューできます。
もともと自分用に作ったものですが、いくつかの機能は他のタイプセッターにとっても興味深いかもしれません。
完成や安定からはほど遠いです。
ツールのいくつかは不具合があったりまったく機能しないかもしれません。
ライセンス
Free (GPL).
必要な環境
もし AviSynth がないなら、まずインストールしてください。
でないとこのツールは機能しません。
多くの場合、AviSynth+ の方が良いです。10-bitのビデオを開くには、AviSynth+が必要かもしれません。
- Windows 7/XP/2000 (2000の場合SP4推奨); Win10等でも使えるらしい。
- AviSynth: 2.5.6 と 2.5.7 はテスト。AviSynth+でも使える。
- VSFilter.dll (.exeが存在するのと同じフォルダーになければならない): 既に同梱されている.
- VfW codecs ビデオのデコード用。(多くのcodecはVfWでもDirectShowでも動作する)
- 24ビット以上の色深度をサポートするモニター。
1152x864以上のサイズ推奨だが、多少小さくても使える。
色関係の作業には CRT モニターが好ましい。
- 速いCPUで高解像度パフォーマンスモニターをサポートしているもの。
-
約 500 MB の空きメモリー。このツール自体はそんなに必要ないが、
結果をプレビューするためAviSynth と VSFilter がたくさんのメモリーを必要とする。
基本的インターフェイス
外観は VirtualDub (VD) に似ています。
ソースコードはVDとは関係ないのですが、インターフェイスは互換です。
VDユーザーはこのツールを直観的に使えるはずです。
スクリプト (ASS) と AVI を開くと、
現在の字幕の乗ったフレームが左ペインに表示されます。
a3rにエフェクトのためにASS Dialoguesを生成させると、
右ペインに結果が表示されます(普通は)。
それ以外では左右は同じです。
ほとんどすべての読み取り専用エディットボックスでは、
コピーするのに [Ctrl]+[C] は不要です.
マウスをドラッグして範囲を反転選択してください。それだけで選択テキストは既にクリップボードにコピーされています (mIRC風).
ステータスバーは、現在のカーソル位置を {\pos(x,y)}として,
カーソルの下のピクセルの色を {1c\&Hbbggrr}として表示します.
原点は左ペインの左上隅です。あるピクセルの
色コードを取得するには 単にそこでクリックしてください。
すると結果がクリップボードに送られます。
クリックするとき [Shift] が押下されていると、カラーコードは10進数であり、
さもなければ &H のついた16進数です。
[Alt]+クリックは、現在の {\pos(x,y)} をクリップボードに送る。
[Shift]+[Alt]+click はそれを "x y" として送ります({\p}で描画しているときに便利).
正しい場所でクリックできるように二つの拡大画像が提供されています。一つはピクセル周辺 50x50の範囲で、
3倍に拡大されており、
どこをポイントしているかの概略を示します。
もう一つは現在のピクセルを中心としてその周囲の8ピクセルを表示し、50倍に拡大されています。
いくつかのピクセルの色の平均を取得するには、
[Ctrl] を押下し、 [Ctrl] を押したままサンプルのピクセルでクリックしてください。
[Ctrl] キーを放したとき、平均値は&H16進数の形で([Shift]が押されていれば10進数で)クリップボードに送られます。
マウスを絵の上でドラッグして長方形を描画することができます。
マウスボタンを放したとき、長方形は確定し {\clip(x1,x2,y1,y2)} がクリップボードに送られます。
フレームナンバーは0起算で、実際には冒頭からの経過フレーム数を示します。
フレームのタイムスタンプはナノ秒の精度で表示されます。
さらに各ビデオフレームに対して表示されるのが、SSA/ASSスタイルのタイムスタンプです (h:mm:ss.cc) 。
この第二のタイムスタンプは常に第一のもの (実ビデオタイミング)よりわずかに小さく,
そのため不等号 > の後ろに置かれています。
この SSA/ASS タイムスタンプは推奨の方法で「正規化」されています。
詳しい議論は Normalizingを見てください。
キーボードユーザーのために
エディットボックスでナビゲーションキーと [Shift] で選択ができます。 [Shift] を放したとき、
選択範囲はクリップボードに送られます。
メインウィンドウ上でフォーカスを切り替えるには / キーを押してください(*日本語キーボードでは動作しないかもしれません)。
[Tab] は別の目的で使います。
スラッシュキーは一方通行です ([Shift] + / はできません).
現在、ポインティングデバイスなしで色・位置ピッカーを使う方法がありません。
一般的な注意
a3rがASSコマンドなどを生成したとき、結果はデバッグ情報を含んでいる場合があります。
これは現在のバージョンが初期のベータでテスト中であるためです。
これらは削除して問題ありません。
メニュー概要
スクリプト (ASS/SSA) を開いたり AVI ファイルをロードします。
スクリプトはおおむねどのようなエンコーディングでも構いませんが(*EUC-JPなどは未サポート)、
エンコーディングが自動検出されない場合は、ユーザーに尋ねることになります。
もしこれがうっとうしい場合、スクリプトを Unicode で再保存してください( UTF-8 の場合 BOMを付けて).
不明のエンコーディングの場合に自動的にシステムの既定コードページが使われるることは、決してありません。
タイプセッターは (Win Latin, Shift_JIS, など) 複数のエンコーディングを同時に扱わなければならないこともあるからです。
UTF-8 はBOMがないと自動検出されません (理論的に不可能).
Shift/Normalize As... は、選択範囲に、
フレーム精度の (望むなら超フレーム精度の) 時間シフトを適用し、あるいはタイムスタンプの正規化を行います。
単にタイムスタンプを正規化するには、全 Dialogue を0フレーム、シフトしてください。
View File Info は興味深い情報を提供するかもしれません。
dwStart, LAME tag,
インターリーブ構造、AVI JUNKなど。
Preview はビデオを VSFilterでソフトサブしながら再生します (ビデオがロードされてなければ、
ブランクのクリップが使われます).
原始的で、ちょっとしたチェックにのみ適しますが、
スクリプトに重いエフェクトがある場合も、おおまかな結果をプレビューできます。
LAMEタグはユーザーの希望に従って尊重しようとしたり無視したりします。
Reload または [F5] は現在ロードされているファイルを開き直し、
字幕イメージを更新します。
ツール概要
Fancy Note: スタイリッシュなアニメートされるノートを作る。
背景は半透明で角の丸い長方形。
Color Gradient: グラデーションを生成する。
垂直方向または水平方向。カラフルな効果だけではなく、色が単純過ぎる場合に、\be1にやや似た意味で、あえかな色合いを与えるのにも使用できる。
Grad4v2: 与えられた四辺のピクセルを使って色を補間し、背景を再構築することで、前景のイメージをスクリプト的に除去しようとする。
Striped Colors: グラデーションと似ているが、
2色が交互になる。境界線は斜めにもできる。
Generate Token/Line: カラオケ作業の第一歩としてタイミング済み行を、未タイミングのトークンに分解する (プレーンテキストとして)。単純だが正確なカラオケを作る速い方法。(*日本語の歌詞では自動的に1文字1トークンにすることも実用的だが、実装されていない。)
Token/Line to Kara Lines: タイミング済み行とタイミング済みトークンから、
基本的なカラオケスクリプトを構築する。
Decorate Karaoke t/r:
カラオケのエフェクトには二つのまったく異なるアプローチがある。「時間的」と「空間的」だ。
t/r は時間的であり、「アクティブになったらこれをしろ」「イベントから100ms経過したらこれをしろ」といったことを指定できる。
a3r はそれを自動的にトークンごとの \t ... \r に置き換える.
Multistate Karaoke:
空間的カラオケエフェクトを生成する(「色変化地点の 100ピクセル左でこれをしろ」など).
K-カラオケは、 \t と \clipによって書き直される。
Scan: グリフごとに \pos(x,y) と \clip(x1,y1,x2,y2) パラメータが検査される。
グリフごとのエフェクトの出発点として、a3rはまた、一行のDialogueを、1グリフごとに1 Dialogue を使うように書き直すこともできる。
Special Characters:
このエディットボックスからはタイプセッティングでよく使われる特殊文字やASSコマンドの組み合わせをコピーペーストできる。
Detect Subtitle Overruns:
字幕のオーバーランやアンダーランの可能性について報告する。
Verify Fonts in [Styles]:
[V4+ Styles] "Fontname" のフォントがシステムに存在しない場合に報告する。 "Encoding" パラメータについての問題も報告する。
Font Viewer: SSA/ASS タイプセッターのために特に作られたシンプルなフォントビューアー。
SSA/ASSのための Fontname と Encoding や OS/2テーブルバージョンを報告する。
CJKフォントについては、Unicodeのネイティブ名と ANSI名の両方が報告される。
Font Properties:
フォントファイルを直接読み、 'name'テーブルと 'OS/2' テーブルから情報を取得する。
Run Calc.exe / [c]: 単に電卓を起動.
Fix MP3: 完全なMP3フレームから始まっていない MP3ファイルを修正する。